2015年3月12日木曜日

アメリカの原発事情

震災以来の日本では、

原子力ゼロ

という言葉をよく聞きます。

実際に、原発の廃炉が進んでいます。


一方で、

アメリカへ目を向けてみると、

原子力発電所は100基を超えています。

しかし、

アメリカでも原発縮小の動きは出始めています。

その理由は、

安全性ではありません。

経済性、

つまりはコストです。


あんまり危険を考えないのか

とか思いましたが、

実際、

アメリカ人たちを話してみると、

地理的なものと、日本人との考え方の違いがありました。


アメリカには地震はありませんが、

テロが起こる可能性は否定できないし、

地震でなくても、

トルネード、巨大台風などもありえるし、

原発が大きな事故を引き起こす可能性はあります。

しかし、

国土は日本の25倍。

人口密度は約10分の1。

事故があったらそこから逃げればよい

という意見がたくさん。

もちろん、人にもよるとは思いますが

びっくりしました。


また、

日本人と違って故郷を大切にする文化もないので、

事故が起ったらしょうがない。

その分、生活を豊かにしてもらってるんだから、

リスクは承知の上、

とのことです。


実は男らしいのかな

とか思います。

今の日本ではあり得ない考えだと思いますが、

すべての科学技術は少なからずリスクがあります。

うまくいっているときはすべてが称賛され、

事故が起れば、大きな非難を受けます。

だったら最初から望むな、

とか思ってしまいます。


あとは、

事故が起こると必ずなぞな専門家が出てきます。

そうなると思ったんですよ、

とか言ったりして。

そんなことよりも、

どうしたら被害にあった地域、人たちが救われるかを考えてくれ、

と心から思います。

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